リトープスの梅雨越し・蒸れ対策・1例
みなさん、こんにちは。
植物『リトープス』の梅雨越し対策の1例を公開します。
リトープスは日本においては梅雨に枯れてしまう事が多いと聞きます。日本の梅雨から夏の暑さと湿度というダブルパンチ=『蒸れ』で腐ってしまうようです。
そこで筆者はこんな方法で梅雨越しを成功しております。低湿度環境を作って閉じ込めてしまい秋を迎えるのです。
★この方法は筆者が独自に閃いた方法です。
★この方法を発展させても良いでしょう。
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【必要なもの】
★床下調湿材・ゼオライト
★密封性が高いガラス瓶
★マスキングテープ
以上の3点あればOKです。
床下調湿材のゼオライトですが、筆者の場合は自宅をスケルトンリフォームした際に、床下に大量に撒いたのでその時に余った分を保管してあったのでそれを使いました。ホームセンターで10kg単位で売っています。かなり大量ですから余ってしまったら床下で保管しておくと良いでしょう。害があるものではありません。
【段取り】
・本格的な入梅前に・・・・・
・鉢の土を乾かしておく(水遣りを控えておく)
・ゼオライトをフライパンで軽く炒めて水分を完全に飛ばします。そして冷まします。
・瓶の中にゼオライトを敷き詰めて、リトープスを鉢とセットで放り込んで蓋をする。
・蓋の周囲にマスキングテープを貼って湿気の侵入を防ぐ。
・以降は9月中旬まで開封しない。その間は一切の水遣り無し。
・屋内の直射日光が当たらない明るい日陰に置いておく
たったこれだけです。
ゼオライトをフライパンで炒めてすでに含んでいる湿気を飛ばす事を忘れないで下さいね。
そうする事により瓶の中の湿度をしっかりと低下させることができます。
こんなイメージです。※この画像ではマスキングテープを貼っていない。
9月中旬になり無事開封。霧吹きで水遣り
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6月から9月中旬まで水遣りを一切行なわないというのは驚きですがそれで枯れませんでした。
脱皮を完全に完了してから閉じ込めないと、古い皮が腐って新しい皮を痛めてしまいます。それは気をつけてください。※種類によっては5月になってからじわじわと脱皮する事があります。
今回は小さな瓶で一つの鉢ですが、多数あるのであれば密閉性が良い大きな容器があれば同時に複数梅雨越しできるかもしれません。
そろそろ今年(2021年)も閉じ込めます。2020年の秋に野鳥に突かれて怪我をしていますが、そろそろ脱皮が終わるので再生できますね。通常は家の中にいる子なのですが昨年秋に日向ぼっこさせている隙に野鳥に突かれてしまったのです。念のためにトップジンを塗ってあげて保護していました。美味しくなかったので突かれたくらいで済んだのでしょうか・・・・
★追記2022年6月12日
2021年の夏も無事に乗り切りました。
そして数日前に2022年度も同じ技法で閉じ込めました。
今回は試しにフライパンでの湿度飛ばしを省略してみました。やはり・・・・瓶の内部に水滴が発生。湿度飛ばしは必須の模様です。あらためて湿度飛ばしを行っております。参考にどうぞ。
オマケ情報
筆者は太陽活動と気温変動の分析者としての活動も行なっています。
上のグラフですが、過去6600万年間の地球の気温変動データを基に面白い解釈で周期性証明しています。約3300万年間の周期性(法則の回帰点)を示してみました。
俗いう氷河期の繰り返し、学術的には氷期サイクルというものは、こういうスケールで発生していた事になりましょう。詳しくは筆者のその他記事でお楽しみくださいませ。
https://mogura-no-mogu.blog.ss-blog.jp/2021-02-11-cycle-25-yosoku
衝撃の内容なので食事を済ませてからどうぞ♪ショックでしばらく食事が喉を通らなくなるかもw
【以降・オマケ・もぐもぐギャラリー】
盆景・・・・『脱出』
グリーンの話題なのでグリーンというわけで・・・・・@@,
極限まで小さな鉢。生命力旺盛なので元気です。この子は鉢が大きかったらグイグイと大きくなりそう。これで正解なのでしょう・・・・。この子は丸二年この環境です。
メルカリで極めて小さな実生の苗を買った際に女性出品者さんだったのでこんな可愛い容器に入れて発送してくださいました。もったいないのでコケを育てる容器として二次利用しました。
今年もガジュマルの豆盆栽を作ります。
名前を知らない子。鉢とシンクロしてきました。
この子、昨年に比較して大きくなったなあ~。
小さな鉢で鉢締めているので大きくはなりません。サボテンも鉢締める事が出来ることを確認しました。これは流行ると思うけどな~。
サボテンとして極限の薄鉢だと思います。屋内のみで育てています。この後どう成長していくのか楽しみです。