僕の弟ヒロくんとの昔話です。
ちょっと年が離れています。
すごくカワイイ性格をしております。
ヒロくんが三歳くらいのとある日の朝、なかなか布団から起きないでパジャマから着替えなかったのです。
カワイイ性格ですが頑固なところがあり、早く起きて着替えなと言ったらなおさら意地を張って起きなかったのです。
午前10時くらいになっても起きなかったので、僕はヒロくんに‥‥
ねえねえヒロくん、近所の◯◯商店にパンダが来てるよ!早く行かないと帰っちゃうよ!とウソをついたのです。
パンダ好きのヒロくんは、猛ダッシュで着替えて外へ出て行きました。
間も無く泣きながら帰ってきたのですが、怒ることはなく、ひたすら落ち込んでいたのです。
しかも‥‥
「起きるの遅かったからパンダが帰っちゃった」
と泣いているのです。
お兄さんは胸を痛めました。本当に本当に胸を痛めました。
いまだに後悔をしています。
とりあえず妹のパンダのヌイグルミを抱っこさせて寝かしつけた記憶があります。
ちょっとした出来心だったのですが、あんなに人を傷つけるとは。
確かに、いいウソはあります。女性が男性を安心させる為に過去を多少おとなしめな印象にする、ああいうウソは聞く側も薄々分かっているもの。お約束みたいなものです。(アイドルの嘘はどうなのでしょうか。騙されたヲタさんらが悪いのか、そもそも信じる方がBAKAなのか)
けれど、ウソは基本的にはダメな方が多いです。
気をつけましょう。